FreeBSD 2.2.8+PAO+KAMEのインストール方法
福原さん(ichiro at ichiro.org)の作ってくれたインストールフロッピー
のおかげでFreeBSD 2.2.8+PAO+KAMEのインストールは素のFreeBSDとほとんど
同じ手間で非常に簡単にインストールすることができます。また、ftpインストール
の場合は、インストールの時点でIPv6を用いてインストールすることも可能です。
なお、本ドキュメントでは、普通のFreeBSDをインストール場合と同等な点に
ついてはほとんど触れません。基本的にFreeBSDのインストールを経験している
人を対象にしています。また、PAO+KAMEということで基本的にはNotePCで、
end hostとなる(外部との通信のためのrouterは別にいる)マシンを構築することを
前提としています。
もくじ
準備するもの
- インストールするPC:-)
PAO+KAMEですからNotePCを主な対象にしてますが、Desktopでも構いません:-)
- インストールメディア
ftpインストールが可能ならばそれが一番良いでしょう
っていうか、ftpインストールじゃないとPAO+KAMEの部分が入りません:-)
- インストールフロッピー
以下のanonymous ftpサイトから入手できます。
インストールの大まかな流れ
インストールフロッピーでは、基本部分のインストールを行った後、
PAO+KAME specificなファイルをインストールする、という方法を用いています。
したがって、大まかな流れは以下の様になります。
- インストールフロッピーによる起動
- OSの基本部分のインストール
- PAO+KAME部分のインストール
- インストーラから出来る部分の設定
- インストールしたOSから起動
- インストーラから出来ない部分の設定
- (Optional)kernel再構築
インストール作業
細部の設定
以上で基本的な設定は完了です。あとは幸せに過ごすために細かい設定をちょっとだけ
しましょう。
- IPv4の設定:-)
インストール時にIPv4を使用した人は、インストール時の設定が生きている
はずですが、IPv6を使用した人は、dhcpを使う設定になっているはずです。
これが嫌ならば、/etc/rc.confを編集して固定のIPv4 addressが振られるように
変更してください。
- command search pathの設定
IPv6関連のファイルは(ソースを除いて)全て/usr/local/v6以下のディレクトリに
インストールされます。このインストールされるコマンドは多くの場合IPv4/IPv6
dualstackになっています。つまり、IPv6で接続可能ならIPv6で接続し、IPv4のみ
ならIPv4で接続しようとします。つまり、/usr/bin/telnetと/usr/local/v6/bin/tel
net
を場合によって使い分ける必要は無い訳です。ので、環境変数PATHを編集して、
PATHの前の方に/usr/local/v6/binとか/usr/local/v6/sbinとかをいれておけば
だいぶ快適になります。
- manpath.configの設定
上記と同様に、KAME関連のman fileは、/usr/local/v6/manの下にインストール
されています。ので、/etc/manpath.configを適切に書き換えれば、manコマンド
で、KAME関連のmanを読む事が出来るようになります。
- rtsolの設定
このインストーラはrebootしたら既にIPv6 readyを目指しているので、複数の
network deviceに対してrtsol(代表ルータからglobalなIPv6 addressを貰う仕組み)
を実行するように設定されています。が、ほんとはこれはお行儀が良くないので、
自分の使うnetwork deviceのみにrtsolするように変更した方が良いでしょう。
そのためには、/usr/local/v6/etc/rc.net6の
iface="ed0 ep0 fe0 sn0"
となっている行を
iface="ep0"
のように自分の使っているnetwork deviceのみに書き換えればOKです。
other userland(KAME ports)
KAMEの配布キットにはtelnet/ftpのようなごく基本的なuserlandは含まれていますが、
他のapplicationは含まれていません。が、KAMEにはFreeBSDのportsと同じ仕組みの
portsが含まれていて、多くの(通常使うほとんど全ての)IPv6 readyなapplicationが
網羅されています。FreeBSD portsと同様に、/usr/src/kame/freebsd2/portsの目的の
ディレクトリでmakeすれば、利用する事が出来ます。
困った時は...
このインストーラのサポート用のML等は存在しませんが、FreeBSD上のIPv6全般
については
IPv6-jp at jp.FreeBSD.orgというメーリングリストがあります。また、KAMEに
ついては、KAME projectのページが
多いに役立つでしょう。
おまけ:手元のftp serverからインストールする場合
インストーラに登録されているftp serverがネットワーク的に遠かったり
そもそもreachabilityがないけど、手元のネットワークにはftp serverに出来る
マシンが継っていればそこからftp installしたいと考える人も多いでしょう。
そこで、そのような場合にftp serverにどのようにコンテンツを置き、
URLに何を指定すれば良いかを示します。
- 基本部分の設定
これは、通常のFreeBSDとおんなじで、適当にディレクトリを決めてそこに
2.2.8-RELEASEというディレクトリを作成し、その中にインストール時に
必要になるファイルをコピーするなり、Walnut CreekのCD ROMへのシンボリック
リンクを作成するなりすればOKです。URLは、
"ftp://[ftpサーバのホスト名]/[2.2.8-RELEASEディレクトリのあるディレクトリ]"
を指定します。
- PAO+KAME部分の設定
同様に適当にディレクトリを決めてそこにsnapというディレクトリを作成し、
その中に、例えば、
ftp://ftp.itjit.ad.jp/pub/IPv6/installer/FreeBSD-IPv6/snap/の中身を
コピーします。同じ物は、
からも入手できます。URLは、
"ftp://[ftpサーバのホスト名]/[snapディレクトリのあるディレクトリ]"
を指定します。
以上の方法で、手元のftp serverからftpインストールする事が可能です。
$Date: 1999/11/01 17:47:46 $
yugawa at itv6.org